2009年4月14日火曜日

顎関節症

 一ヶ月ほど前に診た顎関節症の患者さん。顎関節症の他に頭、首、肩の強いコリが見られ、骨盤から捻じれるような身体の歪みもありました。頭痛時には吐き気も併発するとのこと。口を動かしてもらった所、口の開閉時に使われる左右の側頭筋の動きが連動しておらず顎は真っ直ぐ下におりません。
 施術では顎を中心に、バランスが悪いまま固まっている頭、首、背部、腰をマッサージ。骨盤の歪みを調節して終わりとしました。

 それから3週間後、再来院した患者さんの症状は「顎関節症がほとんど改善され頭痛も吐き気もなくなった。あとは肩こりが気になるだけ」との事。一回でここまで良くなるとは思っていませんでした。額関節症に対して側頭筋だけを施術するのではなく、首、肩、腰の捻じれる様な歪みを取った事が、施術後の体全体にスムーズな筋肉の連動性を生み、改善につながったと考えます。

 現代の人のほとんどが身体のどこかしらの筋肉に強かれ弱かれ癖をもっていて固まっています。大体2~3回続けて施術をすると、同じ場所を同じようにしか使わなかった筋肉が、正しい使い方を覚えて周りの筋肉ともうまく連動する様になってきます。この顎関節症の方も、あと1~2回で肩コリも改善がみられるでしょう。(ヒジヤ)

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