2009年7月8日水曜日

梅雨の養生

梅雨の時期に入り、大気中の湿度が高くなると、身体は重だるく、頭はすっきりしない日が続いています。
東洋医学ではこれを邪気(湿邪)がよぶんに体内にたまるためと言われています。
この湿邪は下半身の問題(むくみ)や胃や腸を乱すことがとっても得意。

「邪気とは?」
東洋医学では、風、寒、燥、湿、熱、という外部からの5つの邪気があり、これらが、生体の弱い部分(虚)に侵入することで、体調を崩す原因と考えられています。

湿邪によって侵された体は、胃や腸の不調だけでなく、大気中の湿度が皮膚呼吸の妨げをしてしまい、そのことで余計に呼吸器に負担をかけやすいのも特徴です。また、水分代謝が上手に行いにくく、現代医学的にみても細菌繁殖しやすい時期となり、一年を通して膀胱炎にかかりやすいのもこの時期の傾向です。
湿邪に侵されやすいこの時期は、少しでも運動をして積極的に汗を流して湿をとりのぞくように生活することをお勧めいたします。
サカモト