2009年3月12日木曜日

ぎっくり腰

 重い物を持った時など急になると思われがちのぎっくり腰。それには長いプロセスがあります。
仙腸関節や股関節のズレ、筋肉の炎症などの総称を「ぎっくり腰」と言いますが、私が施術していて多いと思うのは仙腸関節のズレによるぎっくり腰です。痛める人のほとんどは日常生活の中でぎっくり腰になりやすい腰を作っています。
 例えば長時間座位でのデスクワーク。長時間座っているにつれて疲れていた腰をストレッチしようと足を組んだり机によりかかったり。これが仙腸関節の歪みを招きます。この歪みは長い月日を経る事で仙腸関節をはじめ、周囲の筋肉や他の関節をコリ固めてしまいます。時間をかけてコリ固まったものなので激痛はありません。この歪みに対して何らかの力が急激に加わり、ズレが強くなることで立ち上がるのも辛い位の痛み、ぎっくり腰となって現れるのです。
 1年に2~3回、ぎっくり腰をやってしまう人は普段の生活のクセによる仙腸関節の歪みをきちんと治さない限り、予防する事はできません。(ヒジヤ)

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