身体がだるく、疲れが抜きにくい、抑うつ、頭痛、気持がくらくなる。などといった自律神経失調症状の方々を診ていると、頭が固い方がよく見られます。
頭の骨(頭がい骨)は15種類、23個のパズルのような骨の連結からなり、わずかながら頭の骨はつねに動いています。この頭がい骨の動きが悪いと、脳を栄養する脳脊髄液の循環が悪くなり、頭痛をはじめ、目、耳、鼻の問題や抑うつ感、内臓不調など全身症状も呈することもあります。
脳脊髄液とは脳をとりまき脊髄中を満たす液です。脳脊髄液は脳にとっての血液のようなもので、つねに流れ、神経の働きや、脳を栄養したりと脳にとってとても重要なものとなります。
頭が固くなり動きの悪くなった頭がい骨の個々の骨の動きを良くすることで脳神経系の活性化が期待できるのです。(頭がい骨を動かすというと怖いイメージですが、強い力などは一切使わなくても動いてくれますので痛みはともないません。)
近年、この頭がい骨の調整(クライオセイクラルセラピー)は、脳神経系を活性化することから自閉症の方や脳に障害のあるお子様などにも効果をあげている治療法としても有名です。(サカモト)
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