2009年5月19日火曜日

目の酷使

デスクワークで長時間パソコンを使っていると、目が疲れてくると思います。
なぜ、疲れてくるのか?

黒目の中にあり、目のピント調節をする毛様体筋があります。
毛様体筋というのは、遠くを見ている時は緊張していない自然な状態なのですが、近くを見る時に収縮します。
ピント調節には水晶体と毛様体筋が働き、遠くを見る時は毛様体筋が緩んで水晶体が薄くなり、近くを見る時は毛様体筋が緊張し水晶体が厚くなります。
特にパソコンなどを長時間使う人は、毛様体筋が常に緊張している状態になるため凝ってしまうのです。
毛様体筋は、自分の意識で動かすことのできない筋肉で、自律神経がコントロールしています。
毛様体筋自体を直接触ることができなくマッサージなどをできないため、ケアが難しいのです。
鍼などでは目の周りにある、承泣穴・晴明穴・攅竹穴などに刺鍼し、目の周りの血流を上げていきます。

セルフケアとして、指をまず顔から10cmのところにたて両目でピントを合わせます。5秒経ったら2~3m先に目標物を置き、そちらにピントを合わせます。それを何度か繰り返してください。
繰り返すことで、毛様体筋を動かすことに繋がります。

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